NZ人の車オタクとその妻が日本に暮らしてみた

こよなく車を愛するニュージーランド人と結婚した私。NZには日本から届いた中古車がたくさん!20年、30年、20万、30万キロを超えた車を身近で見てきたからこそできる中古車売買アドバイス、そして車についての情報ブログです。

オタク夫が乗った最悪な車ワースト5

以下、オタク夫の記事の日本訳です。

kiwicar.hatenablog.com

 

自動車業界で働いているので、いろいろな車を運転する機会があります。

どんな大きさやタイプの違う車種を運転しようと、何かしらその車に対して好きなことがあります。例えば、乗り心地や車が出す音、もしくはその車にしかない特徴など。

でも、残念ながらいくつかマイナスの印象を与えた車もあります。その中からワースト5をご紹介します。(個人の見解が含まれます。また、年式や走行距離によっても違いがあると思うのでこれらの車を責めているわけではありません。

 

 

5位 ラダ サマラ

 

ロシアはブルータリズムで有名です。冷酷で厳しく許されない。

まさにラダ サマラを表すのにぴったりの言葉です。コンクリートのように固くて、その後に乗った友人の三菱エテルナの方がラグジュアリーに感じたほど。

 
 

4位 日産 ブルーバード

 

ブルーバードの歴史はダットサンモデルまで遡ることができます。常に人気でよく売れて世界中に輸出された小さいセダン車です。残念ながら後期モデルはその当時の日産の状態を示しています。特にU13シリーズ。(1991-1997)魅力的でない外装デザイン、平凡な内装、そして出来栄えが悪い。U13 ブルーバードは廃車置き場で錆びていってるのを見てもなんとも思わない車です。(SSSバリアントを除いて)

 

 

3位 スズキ キザシ

 

小型車で有名なスズキからの中型セダン車。スズキはキザシがアメリカやその他西洋市場に参入するのに貢献してくれると期待していました。最終的には失敗して2013年に製造中止されてしまいました。この車はひどいトランスミッションが特に目立ちます。

エンジンパフォーマンスがヒューという粗悪なトランスミッションによって否定されています。試乗前と後にとにかくみんなにこの車には手を出すなと言ったのを鮮明に覚えています。

乗り心地もそうですが、特に安っぽいインテリアに使われている素材や外観のスタイルが。

 
 

2位 フィアット 500Ⅽ

 

この車には興味をそそられました。初期のフィアット500は世界中から愛されて、フィアットがなめらかなモダンデザインのフィアット500を再び出した時には本当に興味がありました・・・試乗するまでは。

もうどうしてこれに半自動デュアロジック搭載するんだ?マジで車が壊れてるのかと思った。ディーラーまでの帰り道、ずっと文句を言い続けたのを覚えてます。乗り心地が悪すぎて、何もこの車に対していいことが思い浮かびません。キザシの時のように、とにかくみんなにこの車には手を出すなと伝えました。

 
 

1位 日産 旧型キューブ

 

残念なことに、この車は実際に少しの間所有してしまいました。

引っ越しをして通勤距離が伸びたので、小さくて燃費のいい車に乗り換えることにしました。個人売買で、売り手が希望していた額を支払ったのですが、彼はとってもビックリと共に喜んでいました。そしてすぐになぜだかわかりました。彼は高値で購入させられ、私も高値で買い取ってしまいました。この車は気が遠くなるほど遅くてかなり大きな錆の問題がありました。全体がきしんでガタガタして、高速を走っていると危険を感じ、過去最高にむらのあって危なっかしいトランスミッションを搭載していました。

キューブがワースト1になった理由は、今でも街中でキューブを見るたびに恐怖を感じ、そのキューブに乗車している人たちの無事を祈ってしまうからです。

 

5 Worst Cars That I Have Driven

オタク夫の記事です。日本語訳はこちら↓

kiwicar.hatenablog.com

 

 

Working in the automotive industry, I am able to drive a wide range of different motor vehicles. No matter what category,type or size of vehicle I drive, generally speaking, there is always something to like about it. For instance, I might enjoy the way a car handles, or the sound it makes, or a feature perhaps. Unfortunately, there have been some vehicles that have left lasting negative impressions on me. I have compiled a list of five. Here they are:

 

#5 - Lada, Samara

Russia is famous for its' brutalist architecture. Cold, hard and unforgiving. This is exactly how I would describe a Lada Samara. Stiff as concrete, I actually thought riding in my friends Mitsubishi Galant was a luxury after driving the Samara.

 
 
 
 
 

#4 - Nissan, Bluebird

The Bluebird's history can be traced back to early Datsun models. It's always been a popular, small sedan that sold well and was exported across the world. Unfortunately, the latter generations were representative of the state Nissan was in at the time. In particular the U13 series. (1991-1997) An unappealing exterior design, uninspired interior and lacking anything remotely considered performance, the U13 Bluebird sticks in my mind as one of those cars you would never feel sorry seeing rusting away at the junk yard. (Unless it was an SSS variant)

 

 
 
 

#3 - Suzuki, Kizashi

A mid-sized sedan from a company famous for it's small cars. Suzuki hoped the Kizashi would help them tap into the American market as well as other western markets. Ultimately it failed to sell and it was discontinued in 2013. This car stands out to me because of the woeful CVT transmission. Any performance from the engine is negated by the whirring and unrefined transmission. I vividly remember my first driving experience and after, going out of my way to tell people to stare clear. The driving experience is not helped but poor interior materials and strange exterior styling.

 
 
 
 

#2 - Fiat, 500c

This was an intriguing car to me. The original Fiat 500 is beloved around the world and when Fiat decided to re-release the Fiat 500 in a sleeker modern design I was genuinely interested...until I drove one. Why oh why did they decide to put a semi-auto dualogic transmission in this thing. I literally thought the car was broken. I can remember cursing and fussing the whole journey back to the dealership. I honestly could not even absorb any redeeming aspects to the car because I was so focused on the lousy driving experience. Just like the Kizashi, I went out of my way to tell people to stare clear.

 
 
 
 

#1 - Nissan, Cube

This is a vehicle that, unfortunately, I actually owned and owned for sometime. (because nobody would buy it off me) I was looking to downgrade to a smaller and more economical car when my wife and I moved further away from where I worked. I offered the gentleman I bought it from the full asking price and he was super stoked, I soon found out why. He had overpaid for it and I had just overpaid him for it. It was mindbogglingly slow, had massive issues with rust, everything creaked, squeaked or rattled, felt dangerously unstable at highway speeds and featured the ever unreliable continuously variable transmission. The Cube takes the no.1 spot on this list because even today, I feel a sense of dread whenever I spot one on the road and I feel obligated to pray a little prayer for the poor soul driving it.

 

 

中古車購入時に気をつけていること4点

前回はニュージーランドでの車の売買方法と人気のある車についてご紹介しました。

kiwicar.hatenablog.com

 

今回は、中古車を購入する時に気をつけていることです。

これはニュージーランドの場合であって、日本でここまで古い中古車を購入することは少ないと思うので参考程度にしていただければと思います。

 

 

  • CVT車は買わない

ここではあえて難しいことは書きません。というのも、夫は私にこうでこうでと永遠に説明してきますが私は結局難しいことを言われてもよくわからないので大事なことのみ!理由はCVT車よりも普通のAT車の方が耐久性に優れているため。CVT車の方が構造的に切れたり緩んだりして修理が必要になることが起こりやすいという点。

その分CVT車の方が燃費はいいという利点はありますが、ニュージーランドでは10年落ちで新しい方で20年、30年落ちと当たり前に走っているので耐久性は大事です。

 

 

カムシャフトとクランクシャフトというエンジンを動かすうえで大切な役割を担っているものがあって、それをタイミングベルト/タイミングチェーンが上下運動をしている部品たちを支えています。そしてもし上下運動のタイミングがずれてしまうと、エンジンは壊れてしまいます。タイミングチェーンの方が優れている理由は、金属のチェーンの方がゴムのベルトよりも耐久性が高いということです。ちなみに今でもタイミングベルトを使用している車があるのは、ただ単にそっちの方が製造コストが安いからだそうです。

 

 

  • 年式と走行距離が比例している

10年20年落ちの車を購入することが多いニュージーランドですが、走行距離がただ単に少ない方がいいという考えの人がたくさんいます。例えば2009年式で3万キロしか走っていない車と、同じく2009年式で8万キロ走っている車。もちろん値段にもよりますが、走行距離が低い方が魅力的ではありますよね?でも、車は乗るために造られているので1年に1万キロ乗っているくらいの方がいいのです。10年で3万キロの車は、1日当たり8キロしか乗っていない計算になるのであまり長距離を乗っていないと思われます。

走行距離が低いと消耗品の劣化が少なかったりはするかもしれないですが、定期的に長距離も含めて乗られている車の方が安心です。人も毎日よく歩いている人の方が、家の中でゴロゴロしている人よりも健康的ですよね!?笑

 

以前、あまりに安かったので25年落ちのトヨタの車でかなり走行距離が低かった車を購入しました。試乗の時点で不安な点も結構あったのですが、安かったので損をすることはないと思い購入しました。オーナーは近所にたまに出かける時しか乗っていなかったようで、タイミングベルトも緩々でした。オイル漏れもあってエンジンをかけると火花も出たりしていたので、結局早く修理して手放すことに。車業界にいるので、通常よりは安く修理できてすぐに買い手も見つかりました。安く購入していたおかげで、大きな修理が必要でしたが結果的にお金は増えました。

 

 

  • 車の履歴書

あとは、日本だったら大雪の降る都道府県や温泉地、海岸沿いで使用されていた車を避けること。ニュージーランドだったら海岸沿いやロトルアで使用されていた車を避けること。理由は硫黄や塩風によって車体が錆びたり痛んだりしている可能性が多いからです。購入する前に錆がないかチェックすることも大切です。ニュージーランドでは車の骨格部位に錆びがあると車検WOFは通りません。

また、前オーナーが定期的に整備をしてオイル交換などをしていたかも大切になります。最後に私がより安心できるポイントは、車内のグローブボックスに取扱説明書が入っていること!!実際に8台中取扱説明書が入っていたことは2台しかありません。でも、その2台が唯一私たちが当たりと呼んでいる車で故障もなく一生売りたくないと思ったほど気に入ってた車です。